義理を守った日本東レ、60年の韓国投資を継続 慶尚北道・亀尾に先端素材工場追加建設
日東レ、慶尚北道・亀尾に鋼より5倍強いアラミド繊維工場 '初シャベル'...1億ドル投資
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2024.10.23 17:36 | 최종 수정 2024.10.23 18:28
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[ビズチェック=チョン・グハク記者] 日本の炭素繊維分野世界1位の企業である東レが、韓国との長い縁をつなぎ、慶尚北道・亀尾に新しい先端素材生産工場を建設する。今回の工場は、東レの韓国内の持続的な投資拡大の一環として、23日に最初のシャベルを打ち、本格的な建設に突入した。
産業通商資源部によると、同日午前、慶尚北道・亀尾の東レ先端素材亀尾5工場で東レの先端産業核心素材生産工場の起工式を開催したと明らかにした。今回の起工式は、東レが韓国との60年間の協力関係を継続する重要な投資として注目されている。
東レは1963年に韓国に初めて繊維製造工場を設立して以来、高性能エンジニアリングプラスチック、二次電池分離膜、高性能炭素繊維など先端素材分野で投資を続けてきた。今回の工場増設を通じて、東レは1億ドル以上を投資し、アラミド繊維とポリエステルフィルムの生産設備を大幅に増設する計画だ。
アラミド繊維は、鋼の5倍の強度を持つ超高強度・超高耐熱素材で、電気自動車駆動モーターや耐熱防護服など先端産業に使用される。東レ先端素材は、亀尾1工場に来年半ばの完成を目指し、年産3千トン規模のアラミド繊維2号機の増設を推進している。これにより、東レは韓国内のアラミド繊維の年間生産能力を5千400トンに増やす予定だ。
また、IT用ポリエステルフィルムは、電気自動車や人工知能(AI)、自動運転部品などに使われる積層型セラミックコンデンサ(MLCC)の核心素材で、亀尾5工場に年産3億㎡規模の生産ラインを増設する予定だ。2026年下半期に完成すれば、東レ先端素材はMLCC離型フィルムの生産を既存ラインと合わせて年間9億㎡まで拡大する計画だ。
東レは過去60年間、約5兆ウォンを韓国に投資し、4千人の雇用を創出するなど、韓国経済に貢献してきた。 特に、東レの今回の投資は、アラミド繊維とポリエステルフィルムなど先端素材分野で韓国のサプライチェーンを強化し、グローバル競争力を高める上で重要な役割を果たすことが期待される。
産業部のユ・プミン投資政策官は「東レの誠実な投資が成功するよう、政府と慶尚北道、亀尾市が一緒に総力を挙げて支援する」とし、「グローバル先端企業の韓国への投資が持続的に拡大されるよう、投資環境を造成する」と述べた。
東レ先端素材のキム・ヨンソク社長は「持続的な研究開発と投資を通じて、韓国で未来の成長動力を拡充していく」とし、「国家経済と地域経済の活性化のためにさらに努力していきたい」と述べた。
今回の東レの投資は、韓国と日本間の長年の経済協力を象徴する事例であり、東レは60年以上にわたり韓国市場での投資と成長を続けている。
チョン・グハク記者 ghchung@naver.com
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